堀田
2021/06/29
屋大工がもつ技術と堀田建築が誇る技術力の違い
今日は材木屋へ丸太梁の原木を選びに行きました
樹齢200年を越えるねじれ曲がっている大木を発見し
後日、作業場へ搬入してもらうことになりました
先日、他の大工と自分の技術の違いを説明しますと書きました
丸太梁を使うほとんどの大工は「たいこ梁」という
いわゆる製材にて両側を墨が打ちやすいように平らにしてもらいます
丸太梁は言葉通り「丸い」
墨を弾く時には自分の目線で垂直に打たないと真っ直ぐな線を弾けません
両側を平らにする事で真っ直ぐ打つことができますが
両側を平らにした場合、木の幅が同じになります
素人目線からすると丸太に見えますが
正直、僕から見ると角材となんら変わりません
堀田建築は丸太の皮剥きから始め
このように形成をします
タイコ梁よりも幅も広くでき
より強い構造となります
丸い梁に墨を打つ
日本全国を探しても一握りも満たないくらいしか
この技術は生き残ってません
更に刻みをして
上棟の頃には生命線の墨を消してしまい魅せる構造にします
もちろん仮組はしません
技術力の違いは各会社のホームページを見比べるとわかりますが
僕からすれば
単価が合わないとか時間がないとかは
出来ない大工の言い訳で
職人である以上は常に挑戦し言い訳はしない
常に挑戦すること
これからもっと高く挑戦するために
豊川市大崎町「100年後の文化財」
蒲郡市平田町「100年後の文化財」は凄い建物にします
技術の違いを同じ大工にも感じてもらえたらと思ってます