2025/03/11
堀田建築がお伝えしたい「家の在り方」
目次
こんにちは。堀田建築のスタッフです。
堀田建築の堀田棟梁の想いを熱く語る「棟梁コラム」。
今回は「家」について、もっと知っていただきたいと思い「家の在り方」について簡単にではございますがお話ししていきたいと思っています。

今、家づくりを検討されている方の中には「建物の見た目」や「ちゃんと性能が高そうなのにお値打ちそう」というイメージで建築会社を選ぶ方がいらっしゃいます。
もちろん、ご家庭の事情もありますし、どの建築会社も基本的には建築基準法に則って家づくりをするため選択肢の一つとして決して間違いではありません。
しかし、一生に一度の夢である「マイホーム」をイメージで選ぶべきではないと私たちは考えています。
例えば、家が完成したら見えなくなってしまう「基礎」や「構造」は、手抜きをすると床下が湿気でカビて床から腐ってしまったり、水漏れがおきたり、新築なのに雨漏りしたりする原因になります。

また、目に見えない「化学物質」。
建材や塗料、接着剤などに含まれる化学物質が原因でシックハウス症候群が発生する可能性があります。シックハウス症候群は、室内の空気が汚染され、それを吸い込んだり触れたりすることで症状が出るアレルギー反応の一種です。
一日の半分を過ごし、眠ったり食事をする場所である「家」。そしてあなたのお子さんや、あなたがご高齢になられた時も過ごす場所です。
今一度「大切な家」に対して何を求めるのかご夫婦でお話しいただき、そしてそれを叶える手段を知ってみませんか。
今回のブログでは、家づくりのプロとして「家」の役割と、堀田建築の家づくりの特徴を改めてお伝えします。

そもそも、家の役割とは
「家」は”命や財産を守るシェルター”としての役割と、”家族の生活を豊かにする拠点”としての役割があります。
【安全・快適な空間を提供すること】
- 天災や人災から身を守るシェルターとして
- 地震や台風、大雨、強風などの自然災害から財産を守る役割
- 耐震性や断熱性などの構造で、寒さや暑さ、雨や風から身を守る役割
【家族のコミュニケーションの場となること】
- 美味しい食事をとる場所
- 家族の団らんをする場
- 子育ての場
【心の拠り所となること】
- 安心感でストレスが和らぐ
- 家での食事や会話、家族との時間は、心を温める大切な瞬間
これらを全て叶えるためには「何度も起こりうる天災に耐える強さ」、「上下左右からくる揺れに負けない強さ」、「カビを発生させない対策」、「いつも綺麗な空気」、「ちょうどいい湿度と温度」、「過ごしやすい空間づくり」「スムーズな家事動線」「ストレスをなくす工夫」など、目に見えない部分も網羅する”家づくりのプロの知識と技術”が必要です。

建築会社で行うこと
家が家の役割を果たすために、工務店・ハウスメーカーに関わらず、建築会社はあらゆる基準を満たす作業を行います。
例えば建物の安全性を確保することや、都市運営を目的とした規定などを確認する【建築基準法】、今年2025年4月からは未来環境のことも考えた【省エネ基準】などもあります。
これらの基準を満たすために建築会社ではそれぞれ断熱工法・建物の構法・地震対策・素材や建材を厳選します。ここが会社によって”何を使い、どの基準まで対応するか”が細かく変わり、暮らし心地はもちろん、耐久性、耐震性、気密性・断熱性が変わってきます。

堀田建築株式会社とは
改めて、堀田建築株式会社の概要からお伝えします。
特徴
堀田建築は、現在の代表取締役である堀田充弘が創業。
自社設計・自社施工、アフターメンテナンスも自社で行っています。
設計を外部委託したり、施工を外注や下請け業者に依頼したり、アフターメンテナンスを第三者機関に委託する企業も多くありますが、弊社は全てを自社大工と専業協力会社で行っています。
柱と梁を組み合わせて建設する「木造軸組工法」の中でも「真壁工法」を取り入れ、さらに柱や梁は「手で刻む」手刻み技術を用い”丸太”で構造材を魅せる家づくりを行っています。
※詳しくは以前公開したこちらのコラムをご覧ください。

具体的なこだわり
堀田建築は、創業以来一貫して
「暮らし心地と安全」をテーマに
国産の自然素材を使う
家づくりに特化してきました。
厳選された「高品質な国産素材」、
1400年以上前から伝わる
日本の大工の「ノウハウ」、
高度で熟練された技術を活かす「センス」。
この3つの要素を掛け合わせた唯一無二の家づくりです。
品質と安全性は、国家資格を持つ
一級建築士も認め
評価いただいています。
自然由来が持つ力を引き出し、
健康と笑顔につながる家をお届けします。

01.国産の自然素材
堀田建築の代表自ら仕入れる高品質な「国産木材」、自然素材からつくられた「塗料」、珊瑚やを原料にした「珪藻土」や消石灰から作られた「漆喰」など、堀田建築の家は国産の自然素材がふんだんに使われています。
自然素材をつかった家づくりは、先ほどの「化学物質」をほとんど使用しません。
珪藻土や漆喰は「湿気」を吸着・呼吸するため、湿度が適切に保たれます。これによりダニやカビの発生を抑制し、アレルギー症状の悪化を防ぐ効果が期待できます。

02.日本古来の「地震と湿気に強い」家づくり
日本は古来より地震災害に見舞われ、湿気の多い国です。しかも近年は夏は猛暑日や熱帯夜が増え、冬も部屋ごとの温度差が生まれたり、厳しい寒さのある日もあります。
堀田建築の家づくりは、奈良で創立1400年の法隆寺と同じ構法をとり、大地震はもちろん何度も起きる余震でも耐える強い家づくり。
まず、梁や柱の「太さ」が違います。
(ハウスメーカーでは管柱105㎜・通柱105㎜で建築、堀田建築は木造住宅においての「耐久性」と「強さ」を最大限発揮するため、管柱120㎜・通柱180㎜で建築しています。)
また柱の本数も91センチに1本ととても細かく入れています。
さらに他社では土台から軒まで1本でつながる通柱をなくし金物などで代用している会社もありますが、堀田建築では複雑な揺れとなる大地震で二階も一階もゆがみ・倒壊を防ぐために「通し柱」を必ず入れています。
この構造に加え、家を建てる土地環境の「湿気」「陽の当たり方」、「風の通り方」、川や山までの距離なども考慮し、100年、200年耐える耐久性の高い住宅をご提供しています。

03.”本物”の大工の家づくり
堀田建築は自社の大工による”本物の大工の家づくり”にこだわっています。
代表の堀田自身も現役大工であり”棟梁”として、堀田建築株式会社をまとめ上げています。
本物の大工は、材木を見ただけで耐久性や粘り強さを知り、曲がりや育ち方のクセを見ることができます。ですので「柱」や「梁」といった構造材に加工される前からその木の活かし方がわかります。
だから「材木」は”丸太に近い形”で梁や構造材に使うことができます。
まっすぐ育った木はありません。山の斜面で陽の光を浴びながら育ちます。なので曲がったりねじったりしています。一本一本個性豊かな木材を、その特徴を活かした家づくりが可能なのです。
そして、本物の大工はその木材を見ただけで住宅の構造の耐久性や強さを知り、家のクセを見ることができます。だから間取りを変える「大規模改修」や家を構造だけにするスケルトン工事をスムーズに行うことができます。この知識や技術がなければ、リフォームで見た目は綺麗になったとしても「雨漏れ」や「水漏れ」、「隙間から虫や動物の侵入」の可能性が出てきてしまいます。
堀田建築は耐久性の高い住宅を建てるだけでなく、今日本で建てられている建物も正確に見極めて、修繕することができる本物の大工集団なのです。

04.人材育成
堀田建築では、大工は自社で育成し育て続けています。
「手刻みの技術」、「木の見極め方」、「木材の加工」、「木の使い方」など、1400年もの歴史ある”大工の仕事”を棟梁堀田が教育しています。
またお施主様のお家を守り続ける工務店として、次世代の教育にも力を入れ10代の職人も育てています。次世代に繋いでいくことができる、いわば”200年健康住宅”なのが堀田建築の家づくりです。

05.美しいデザイン
堀田建築は自然素材の家づくりですので木本来の個性や木肌の美しさ、漆喰・珪藻土の塗りの美しさを日々感じていただけます。そして月日が経つにつれ、個性のある無垢材の経年も楽しんでいただけます。
日本人の感性に響く、凛とした美しさのある住宅を個性豊かにお届けしています。

堀田建築で建てる住宅で得られる魅力
「自然素材の家づくり」、「木造住宅」、「高気密・高断熱・高耐震」など、あらゆる工務店やハウスメーカーが発信してます。堀田建築で建てる家に住んだ時の魅力はこちらにまとめています。
また、ぜひお施主様のお声もご覧ください。
お住まいになって数年経過させたお施主さまに「暮らし心地」をインタビューさせていただいています。
🔻豊橋市 T様(30代・ご夫婦・お子様)
「懐かしくて新しい古民家風の家での暮らし」
🔻愛知県幸田町 H様(30代・ご夫婦・お子様・愛犬)
「堀田建築との楽しい家づくりから「究極の家事導線」が生まれました」
🔻愛知県豊川市 S様(50代・ご夫婦)
「堀田さんのおかげで、自分の思い描く理想の家が完成しました。」

あなたは「大切な家」に対して何を求めますか?
見た目のデザイン性は、家に愛着をもち家で過ごすことが好きになるのに必要な要素です。
そこに加えて考えて欲しいのは「暮らし心地」と、企業の在り方です。
建築基準法の改正によって欠陥住宅がなくなってきていたり、建築の方法が効率的になっている今、お客様からこのようなご相談を受けることがあります。
例えば
- 知人が新築したばかりだけど、壁にひび割れがある。どうしてそうなるの?
- 知人の新築の家に入ったら「くしゃみ」が止まらなくて。アレルギー対策のある家にしたい。
- 高気密、高断熱ってどこも書いてあるけど、何が違うのか教えて欲しい。
- 柱の太さが堀田建築と他社が違うのはなぜ?
- 堀田建築の工事期間が1年と比較的長い理由は?
- 自然素材の家づくりをしたいのですが、予算との兼ね合いが難しくて・・・
次回のコラムでは、上記にまつわる疑問・質問に加え「堀田建築」の家づくりについて、もっとくわしくお伝えしていきます。
ラインナップはこちらを予定しています。
- 堀田建築の家づくり「世の中に1%!堀田建築の大工と、世の中の大工の技術の違い」
- 堀田建築の家づくり「大工・職人の今、30年後の住宅」
- 堀田建築の家づくり「地震に耐える、耐震等級3の2倍を誇る”堀田建築の構造”」
- 堀田建築の家づくり「我が家の建築美」
- 堀田建築の家づくり「堀田建築という企業の在り方 -寄り添い型地域工務店として-」
- 堀田建築の家づくり「価値のある住宅を、リフォーム・リノベーション」
次回もお楽しみに!